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http://wakei-shiori.blogspot.jp/2015/03/blog-post_6.html
つっかえずにスラスラ読める、とちらない、噛まない、というのは、理想の基本形ではありますが、そこにもうひとあじ。
『間』(ま)です。
慣れないうちは、この『間』が保てませんよ、ね……
静けさがコワいものです。
聴き手は、心の準備が必要です。
充分にことばを吟味する時間も、それに少々思いをめぐらす時間も欲しいものです。
読み手はその時間をたっぷり与えてくださいね。
最初の『間』は、まずタイトル名〜本文です。
文芸作品の『タイトル』を読んで、それから『作者名』を読み、『本文』に…という導入部分は、字数の違いもあり決まり事もないのですが、心地よく聞き取ってもらうには、本文まで少なくとも約10秒〜15秒くらいあるといいかと思います。
『タイトル』(間5〜6秒)⇨『作者名』(間5〜6秒)⇨『本文』
ほどのイメージです。
ためしに、お手持ちの作品などで、導入部分の間合を意識せず読み、時間を計ってみてください。
まずはどんな方でも、10秒以下になるかと思います。
また、タイトルと作者名だけに10数秒かけるということが、自分ではどれほど、なが〜く感じるかということもお分かりになるかと思います。
しかし、聞き手にとっては、決して長い時間ではないのです。
お仕事での接客や、日々の電話応対にも『間』はたいへん重要です。
相手の『心の動き』に『傾聴』するわけです。
例えば電話応酬の際、いきなり社名を名乗られると、かけた側は、
「あ、わ、、あわわわわ」
と、なりませんか?
ところが、ゆっくりとした口調で
『お電話ありがとうございます(おはようございます)○×商事でございます』
と言われると、その間、こちらは第一声何を言おうか、少々まとめるゆとりができますね。
このように、クッション言葉を用いて社名を名乗る時間は、たった5秒くらいです。
しかし、このたった5秒が、ちょっと緊張しながら電話をかけている方の心に、余裕をもたらすのですね。
皆さんもさまざまな場面で、5秒 の『間』を意識してみてください ♪ ♪
↓↓ これは、レストランのオペレーター?????
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