2015年11月13日金曜日

笑顔で話す

初対面の人に好感を持つポイントって何でしょうか。

顔?服装?持ち物?

たしかに、意識上では外見を見てかなりの部分を判断しているつもりかもしれませんが

無意識に相手に親しみを感じるかどうかは

「声」または「話し方」

なのでは?と私は思っています。


以前勤めていた職場に、とてもフレンドリーな方がいました。
皆さんから好かれて、一目置かれている女の人です。
私にもざっくばらんに話しかけてくださって、休憩時間など、楽しい会話がはずみました。

ところがですね。。。

電話応対になると、人が変わったように冷たくなってしまうんです。
紋切り型で抑揚もなく、どこか上から目線。
何となく早く切り上げ電話を置きたがっているような、急いている感じもあります。

ご本人は決してそんな人物じゃありません。
優しくて、平等で、たいへん面倒見のいい人です。

定期的な社内面談のとき、そのことに触れてみました。
すると

「自分でもそう思う」とのお返事です。

何故なのか原因は分かりますか?

と伺ったら

「電話はとても緊張するんです。間違った情報を言わないようにしなきゃ、と思うと、冷静になろうと思うあまり、自分で思っている以上よぶんにクールな話し方になってしまうのだと思います」

つまり、とても真面目な方なんですね。
真面目で、なおかつ優しくお相手思いなのに、「声」にそれが乗らない。
も〜〜〜!!これは、実にもったいないことです。
こういう方、案外多くいらっしゃるように見受けられます。

「緊張する」

克服するのは、とてもたいへんです。
「苦手意識」だって、おいそれと払拭できません。

でも、今すぐ簡単に声を「やさしく」変える方法があります。

笑うのです!!

まず笑顔をつくらず、喋ってみてください。
なんでもいいです。
例えば

「今日はいいお天気ですね」

はい、では、こんどは目元まで意識して笑った顔で

「今日はいいお天気ですね」

と言ってみましょう。
いかがですか?
声のトーンが上がりませんか?

・・と言うより、むしろ、笑顔では低いトーンや沈んだ声で話せないことにお気づきになるかと思います。

これで

「ちょっとよそ行きの声」

の出来上がりです。


電話で感じのいい方は、電話の向こうできっと微笑んでいらっしゃるはずです。

「笑う」のはただ(無料)です!!

ただで相手を気分よくできるんですよ。

いいでしょ?どうせなら笑いましょう。

感じのいい声は、誰かを一日中気持ちよく過ごさせることでしょう。


件の方にも「笑って」話している他の同僚の方の例をお見せして、笑って話してみるようお勧めしたところ、すぐに実践され、その後

「以前より電話で話すのが好きになった気がする」

とおっしゃっていました。

私が社内でふと見かけると、その方はいつも笑顔で電話応対しておられ、声が弾み、電話のお相手ともコミュニケーションを取る時間が増しているようお見受けできました。




「朗読」

がどうも一本調子になってしまうとお悩みの方も、まずは、

顔に表情をつけて読んでみるといいんです!

「笑顔」「怒り顏」「泣き顔」「困り顔」

顔が変われば心が伴い「ことば」が意味を為して、声に乗るはずです。

試してみてくださいね!

















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